ひらめき【 Dropbox 2GB無料! 】グッド(上向き矢印) ひらめき【 SugarSync 5GB無料! 】グッド(上向き矢印)

2016年03月31日

お気に入り、おすすめの事務用ハサミ

最近使っている事務用鋏たちです。
こんなに一杯いつ使うの?と思われるかもしれませんが、使う機会が多いのではなく、シーンによって使い分けているという感じです。
つまり一挺当たりの使用時間は相対的に短くなります。
各々の鋏を取り出しやすく配置しておけば、使い分けに手間は掛かりません。快適です。
自分で研げるなら職人さんの作った鋏も良いのですが、鋏の研ぎは色んな点でかなり難しいのです。

IMG_5728_1024x768.jpg
写真左から
1.レイメイ藤井 ハサミ スウィングカット フッ素コート SH900
2.PLUS フィットカットカーブ ジャストグリップ(左右非対称型) SC-175ATN
3.タミヤ クラフトツール デカールバサミ 74031
4.コクヨ エアロフィット スペリオ チタン・グルーレス ハサ-PH240D
5.名称不明百均鋏


1.レイメイ藤井 ハサミ スウィングカット フッ素コート SH900
スウィング構造(引き切り効果)、フッ素コーティング、やわらかリング、左右非対称
メーカーサイト http://www.raymay.co.jp/homestationery/contents/swingcut/movie.html
IMG_5740.JPG

特徴的な形状に釣られて購入しました。
後述のフィットカットカーブと同様に刃先まで一定の開き角になるよう工夫されたエッジラインと共に、支点を中心からずらすことにより引き切り効果を狙ったものです。
支点をずらすという工夫は工具でも見かけることが有りますね。
更にこの支点が紙よりも下に来るので、切り終えた部分が下に押し流されてゆきます。特に硬い紙を切っているときにはこれが実に快適です。
マットな風合いのグレー色が良くてフッ素コートタイプを選びましたが、チタンコーティングの上位モデルSH120も有ります。
グリップ間の接触を和らげるストッパーなど、メーカーの本気度を伺わせる芸の細かさで、なかなかのお気に入りです。
マイクロベベル(幅のごく狭い二段刃)まで付いています。20倍以上のルーペで確認出来ます。
独特の形状のせいか切り進むラインが何となく見通しにくい気がするという難点はありますが、最近はこいつの出番が多くなりました。
小指をかける出っ張りが有れば更に良かったのですが。


2.PLUS フィットカットカーブ ジャストグリップ(左右非対称型) SC-175ATN
ベルヌーイカーブ刃、チタンコーティング、低反発グリップ、左右非対称
メーカーサイト http://bungu.plus.co.jp/product/cut/fcurve/premium.html
IMG_5737.JPG

以前の記事で紹介したものです。
最大の特徴はベルヌーイ曲線を描いたエッジライン。刃先までスパッと切れます。
ラインナップも豊富で左右対称タイプキッチン用に丸洗い出来るタイプも有ります。
カバーが付属しているので工作教室などに持参するのにも便利です。
エッジ(切るときに使う刃の付いている部分)の形状を除いては丁寧な造りのごく普通のハサミといった感じで、癖が少なくて使いやすいと思います。


3.タミヤ クラフトツール デカールバサミ 74031
フッ素コーティング、左右非対称
メーカーサイト http://tamiyashop.jp/shop/g/g74031/
IMG_5746.JPG

模型メーカーによる鋭く小さな刃を持つ鋏です。
デカール(プラモデルに貼るステッカー)用に作られたものですが、刃先が非常に鋭いので、細かい部分をスパッと切り抜くのに重宝します。
アマゾンのレビューに糸が切れないとありますが、私のは問題ありません。非常に鋭い切れ味です。
これで硬い物、厚い物は切らないで下さい。ブレードも支点もサイズから見て耐久性は低いでしょう。
刃先の保護に何かチューブを被せておくと良いでしょう。最初の集合写真に写っているのはメガネの滑り止めに使うシリコーンゴムチューブを切ったものです。熱収縮チューブも良いかもしれません。
この鋏もちょくちょく使います。お薦めです。


4.コクヨ エアロフィット スペリオ チタン・グルーレス ハサ-PH240D
チタンコーティング、グルーレス、エアロフィット、左右非対称
メーカーサイトhttp://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/scissors/airofit/superior.html
IMG_5742.JPG

これは期待して買いました。
裁ち鋏の事務用版といった感じの比較的大型の鋏です。エッジは85mm程有ります。
まずチタンコーティング。
次にグルーレス。これは刃に段差を付けることでワーク(切られる物)との接触面積を減らして糊の付着を抑えるということのようです。
そしてエアロフィット。グリップ内側にエラストマー樹脂を使用するだけではなく、隙間を作ってクッション構造にすることによってソフトタッチにしてくれます。
いわばコクヨの鋏製造技術の総力を挙げた全部入りモデルといった感じでカタログ的には決定版と思えました。
しかし発売直後、実際に商品が届いてみると使用前からエッジの一部にチタンコーティングの欠けがありました。
販売店に相談して交換して貰ったのですが、交換品も同様でした。
その他、グリップのエラストマー樹脂が一部毛羽立っていて擦るとポロポロ崩れてきます。
僅かなことですが、期待していた分、残念な思いがありました。
とは言え、その後、コーティングの剥がれが進行することもなく、大型刃を活かして長く切るときやボール紙を切るときなどにザクザク活用しています。
持ちやすくダンボールを切っても指が痛くなりません。(ダンボールを沢山処理するときは長谷川刃物 段ボールのこ ダンちゃん DC-190Fをお薦めします。通販で溜まった箱をバリバリ分解しましょう!)


5.百均鋏。詳細不明。
商品名・型番等忘れました。左右非対称。
IMG_5736_1024x768.jpg

救急隊員や衛生兵等がよく使用しているメディックシザーという鋏と同様の形状です。
彼らは一刻を争う中で、皮膚を傷つけずに衣服やベルトを素早く切り裂く必要があります。
そこで先の尖った鋏ではなく、先に押さえの付いた「くの字」型ブレードの鋏を使います。
形状だけを見るとそれとほぼ同じようです。
ブレードはいかにも、さっき打ち抜きました!プレスしました!といった感。
開きはスムーズではありませんが、エッジにギザ加工してあるのでワークが滑らずガッチリくわえ込み、しっかり切ることが出来ます。
ナイフと違って鋏は刃そのものの鋭さではなく、2枚のブレードの合わせによって切ります。
滑らずキッチリ合わさる鋏が良く切れるということになります。
また、この鋏は、くの字型なので切った部分が指の背に当たりにくく、例えばペットボトルを切り抜くときなんかにも快適です。
百円なので硬い物にも惜しげなく使えます。
支点がはめ殺しで調整出来ませんが、今のところガタは有りません。

ツールナイフで有名なLEATHERMAN(レザーマン)からもRAPTORというギミック満載のメディックシザーが出ているようです。
このRAPTORについてアマゾンのレビューで整形外科医さんがリングカッターが便利だと書いておられますね。指輪絡みでの119番は昔からよくあるようです。
RAPTORは未購入です。念のため。


Fiskars(フィスカース)の折りたたみ式鋏はバラして、ファイアースターター(フェロセリウムロッド)のストライカーにしちゃいました。
結構飛びますよ。
因みにストライカーにはタングステン鋼が良いようです。


次回は携帯用の小型鋏について。
カッターについてもいずれ書きたいと思っています。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 20:51 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月11日

昔のヘッデン vol.2 Petzl micro

次回はPetzl microです、なんて書いておいて半年経ってしまいました。
特に珍しくもないヘッデンなんでちゃっちゃといきましょう。
購入は十数年前だと思います。多分REIで海外通販です。1ドル100円前後の頃かも。
確かめていませんが、現在販売中の物もほとんど同じだと思います。ベルトのデザインが違う位?

20120522182442_petzl_micro_20120522182442_0010.jpg
お馴染みのフェイス。ベゼルが丸みを帯びている。

20120522182538_petzl_micro_20120522182538_0012.jpg
マイクロは2AAのフィラ。

20120522182600_petzl_micro_20120522182600_0013.jpg
ズーム。ここが特徴と言えば特徴?

20120522182634_petzl_micro_20120522182634_0014.jpg
電池ケースの下に予備球収納可。但し剥き出し(笑)
細かいことは気にしないというある種の合理性でしょうか。
実際、予めシリコングリースを塗っておけば使用上の問題を感じることはありませんでした。

20120522183333_petzl_micro_20120522183333_0016.jpg
ペツルにしては気密性の高そうな電池ケース裏蓋。

20120522182714_petzl_micro_20120522182714_0015.jpg
ベルト。

これと言って目立つ箇所はありませんが、妙に手触りの良いライトとして印象に残っています。
ベゼルにしろ電池ケースにしろ、どう触っていても、樹脂が絶妙に柔らかいんですよね。
柔らかすぎてフニャフニャすることもなく、剛性を保ちつつソフトな手触りを実現しています。
ズーム機能が付いているからでしょうか、掴まれることを意識したデザインですね。
ベゼルのチェッカリングにしても、単に鋭くするのではなく、滑り止め効果を保ちつつも優しく仕上げています。
この記事の最初に、特に珍しくもないと書きましたが、何の変哲もないライトのようで実によく考えられた秀逸な工業デザインだと思います。

次回はプリンストンテックのスポーツライトです。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 19:30 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィットカットカーブという鋏を買いました

2011年末にプレスリリース、翌2012年1月12日に新発売となったPLUSのハサミ、フィットカットカーブ。
昨年のヒット商品となりました。
少し前にこのフィットカットカーブの左右非対称型「ジャストグリップ」のチタンコートタイプを購入したので載せておきます。
現在の時点で同シリーズ中の最上位モデルとなりますが、千円もしません。
それはそうと、「フィットカットカーブ ジャストグリップ チタンコート」というのは・・・商品名が長い!

h20130108172610_iphone4s 015.jpg
このモデルにはケースが付いてきます。
チタンコートの色は写真では伝わりにくいですね。実物はなかなか美しい反射です。

h20130108171743_iphone4s 009.jpg
h20130108171818_iphone4s 010.jpg
固めにカシメてあって、閉じる(切る)ときにザリザリっと手応えがあります。
ガタは全く無いですね。ハサミには遊びが必要だとも聞きますが、これで特に不都合は感じません。

h20130108171912_iphone4s 011.jpg
グリップ内側にはエラストマー素材を使用。部位によって厚みを変えるなど芸の細かいところです。滑らず快適に使えます。

h20130108172218_iphone4s 012.jpg
h20130108172400_iphone4s 013.jpg
h20130108172413_iphone4s 014.jpg
ベルヌーイ曲線を描く刃部。根本から刃先まで一定の角度を保つことにより、どこで切っても同じ切れ味を維持するという仕掛けです。
この商品の目玉ですが、これは確かに効いています。通常は刃先になると操作が重くなり、雑な切り口になりがちですが、最後まですっと切れる感覚があります。

鋏と言えばフィスカースが好きだったのですが、こういった良質の新製品にもワクワクしますね。

色・形状・表面加工で非常にバリエーションの多いシリーズですが、お薦めはここに紹介した最上位モデルの「フィットカットカーブ ジャストグリップ チタンコート」(品番 SC-175AT)です。
このタイプのカラーは「チタンブルー」一色のみです。

プラス株式会社ステーショナリーカンパニー / PLUS Stationery/はさみ フィットカット

Amazon
フィットカットカーブ ジャストチタン ブルーフィットカットカーブ ジャストチタン ブルー

因みに、2月13日にはコクヨから気合いの入った新製品が出るようです。

刃渡りの長い「ハサミ<エアロフィット・スペリオ>」を発売|プレスリリース|コクヨ
http://www.kokuyo.co.jp/com/press/2012/12/1338.html

チタンコートにクッション付きグリップ、長めの刃渡りで、事務用と言うよりは作業用でしょうか。
こちらも要チェックです。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 17:36 | 大阪 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月04日

昔のヘッデン vol.1 Panasonic BF-192

ちょっと昔のヘッデンが出てきたので数回に分けて掲載します。
今回はPanasonic BF-192。LEDライトがまだ少し物珍しかった頃、新京極通りのモンベル京都店で購入したと思います。十数年前ですね。

20120522182022_panasonic_bf192_20120522182022_0007.jpg
CR123A 1本仕様のコンパクトなライトです。

20120522182223_panasonic_bf192_20120522182223_0008.jpg
スムーズリフレクター(SMOリフレクター, スムースリフレクター)。

20120522182330_panasonic_bf192_20120522182330_0009.jpg
この辺りの成形は芸が細かいですね。ヘッドバンドには鎖状の樹脂による滑り止めが施されています。

20120522183203_panasonic_bf192_20120522183203_0011.jpg
前方90度までの可倒式。黒丸部分がプッシュスイッチ。

何というか、日本メーカーらしい製品ですね。強さは全く感じませんが、嵌合や面取りやらが丁寧な作りです。照度は・・・流石に今は山で使おうとは思いません。と言うより使えません。当時は無謀にもこれで真っ暗な山道を歩いたりもしましたが。色温度は良い感じで、軽い作業には充分だと思います。電池の種類からすると気軽に使えない気もしますが、備蓄用・非常用にはいいんじゃないでしょうか。

次回はPetzl Microです。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 06:54 | 大阪 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月23日

Fenix HL-21 収納方法

1AAである程度の防水性能を持ったヘッデンを長らく検討していたが、結局のところ、ド定番とも言えるFenix HL-21を購入した。

Fenix's homepages
http://www.fenixlight.com/viewnproduct.asp?id=92

1AA
公称 97lm(2h3m)、47lm(5h43m)、3lm(53h)、SOS
IPX-8
スムースリフレクター

多くのレビューが先行しているので詳細は省略するが、充分な明るさを持ちながら扱いやすいライトと言える。スポットが明るく周辺光も充分。単三電池1本で駆動するので、充電池のコンディションを揃える必要もなく、長期間使用する場合に予備電池消費のペースも掴みやすい。コンパクトなライトなら、予備機と2台持ち歩いても嵩張らない。IPX-8で防水性能も問題ないだろう。そのような点で、ある種の実用向きライトと言える。
ライト本体を支える爪の部分が折れやすいと言われており、購入後観察してみたが、確かに不安を感じさせる構造だったので、先達に習い、爪を折ってタイラップで固定した。

ヘッデンは筒状のフラッシュライトと違って、持ち運びがやや不便だ。巾着袋に入れても落ち着かない。そこで購入時のブリスターパックを利用してみた。
ディフューザーが付属していて、これは購入時には取り外されているので、ライト前面に装着するとブリスターパックには収まらなくなる。そこでパックをヒートガン等で熱しておいてライトをギュッと押しつけて整形してやる。
ディフューザーのヒンジ部分はやり過ぎて白くなってしまった。やや失敗。
この写真では下部の箱型スペースにヘッドバンドと電池を収納している。白い紙が見えるが、これは点灯モード等をメモしたもので名札兼用。
周辺部分は工作用鋏で切り取って省スペース化。角を丸くした。

fenix_hl21_20120521162653_0003_Crop.jpg

更に背面に厚紙を添え、ちょうど手元にあったジャストサイズのスポンジをレンズ部分に添え、通帳サイズのチャック式袋に挿入。
この写真ではライト収納部と箱型スペースの間に電池を二つ入れている。こうすると無駄なスペースが殆ど無くなる。箱型スペースの方には更なる予備電池等を入れてもいいだろう。
中央部分に折り目があるのは、当初、二つ折りにすればベルトを装着したまま収納できるのではないかと考えたため。やってみると立方体に近い形状となり収納性が悪くなりそうだったのでボツ。

fenix_hl21_20120522155957_0004_Crop.jpg

この状態なら、電池を入れたまま携行しても誤点灯の心配は殆どいらないと思う。心配な場合は、スイッチに当たる部分が潰れないように、パックの外側からホットボンドで補強しておいてもいいだろう。
これがきっちり入る樹脂製の箱があれば更に良いのだが。

次回以降は少し昔のヘッデンについて。

Fenix HL-21 Black Fenix HL-21 Yellow

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 16:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

芸術的な切れ味のカッターナイフ OLFA 特専ツメ付きロング

久しぶりに文房具のスマッシュヒットを発見。
オルファのカッターナイフだが、この切れ味は通常のカッターとは別の次元だ。
(良く切れるカッターなんて危ないと思っている人がいるが、実際には切れないナイフの方が危ないと言って良い。切れないので無理な力をかけて刃先が暴れるのだ。)
こういう技術の粋を極めた商品が文房具店やホームセンターに何気なく並ぶのを見ると、日本に生まれて良かったと思う。

詳細は以下の通り。続きを読む

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 20:29 | 大阪 ☀ | Comment(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月18日

トンボ鉛筆の新製品 AirPress

私は文房具、とりわけ実用的な筆記具や紙製品に興味があるが、例によって新製品には目がない。先月末、三菱鉛筆のジェットストリーム以来の注目製品が出たので遅蒔きながら紹介。

今回紹介するのはトンボ鉛筆のエアプレス。屋外で使用するための様々な工夫が凝らされているボールペンだ。
最大の特徴は「加圧式」。インクを加圧することによって、上向き筆記や湿った紙への筆記、早書きなどのシ−ンでもスムーズなインク供給が出来るという訳だ。

実はこれまでにも加圧式のリフィル(替え芯)というものはあった。国内では三菱鉛筆のパワータンクが知られている。これはリフィルを密閉する際に加圧したもので、軸自体は通常のボールペンと変わらない。かつて、フィッシャーが宇宙用に開発したスペースペンを元祖とするものだ。リフィルが加圧してあれば重力に頼らずともインクが流れるので、無重力空間でも使用出来る。
対してエアプレスはノックする度にリフィル後端から圧縮空気を送り込み加圧する仕組みだ。もう一度ノックしてペン先を軸に戻すと減圧される(大気圧に戻る)。

これが何を意味するかというと、リフィルを入れ替えて楽しめるということだ。もちろん、リフィルの規格は様々なのでそのままでは使えない場合がほとんどだと思われるが、少々の加工で加圧式の書き心地が試せるというのは面白い。幾つか試してみたが興味深い結果になった。

やはりインク流量が増えたというのは予想通り。水性インクではやめておいたほうが無難かもしれない。油性リフィルでインクの出が悪くなっていたものを試してみるとうまくいったようで、スムーズに書けるようになった。
因みにボールペンのインクの出が悪くなったら以下のような対処法がある。

・リフィルの後端から強く息を吹き込む。
・紐の先に付けたり自転車のスポークに貼り付けるなど遠心力を利用する(飛んでいかないよう注意)。
・ペン先を温める。


エアプレスは、加圧式の他にもワイヤークリップやボディにもこだわりが見られるので、店頭で見かけられたら是非手に取って頂きたい。
ただ、エアプレスは構造がやや複雑なので、建設作業や自衛隊の演習といった本当に苛酷な環境では単純な構造のパワタン金属リフィルタイプのほうが安心出来るかもしれない。
どちらの方式も一長一短あるので用途に応じて使い分けたい。

金属ボディがラインナップに加わらないだろうか・・・。C300系等のリフィルを利用するタイプも欲しい。

加圧ボールペン エアプレス|トンボ鉛筆
http://www.tombow.com/products/airpress/index.html
プレスリリース|トンボ鉛筆
http://www.tombow.com/corporate/press/080312.html

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 20:08 | 大阪 ☀ | Comment(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月24日

無印良品の透明付箋紙

さてクリスマス一色の中まるで季節感を無視した話題ですが、私は文房具が大好きです。カワチ・丸善・東急ハンズ・イケマンファームと定期的に巡回しては消耗品の補給がてら新製品をチェックしています。

大人の文房具というと、どうしても、マホガニーのデスクのある書斎に高級万年筆といったイメージが強いかもしれません。雑誌の特集なんかもそんな感じで組まれていますね。もちろんモンブランのマイスターシュテックもいいのですが、私はどちらかというとセーラーのハイ・エースで情報カードに記入したり、プラチナのカーボンペンで日誌を付けることの方に魅力を感じます。前提として単にお小遣いが少ないという問題もありますがw

日本の文房具は全般に非常に品質が良く、アイデア商品の宝庫という魅力もあります。文房具好きには有り難いと同時に物欲の無間地獄ならぬ無限地獄であるかもしれません。特に一般的な用途向けでの筆記具と紙製品の品質は驚異的ですね。世界の高級筆記具に勝るとも劣らない性能を示します。

近年目立って伸びた製品のひとつに付箋紙があります。樹脂製の矢印付箋紙などは、押印箇所を示すのにも便利です。
今回は実務でも役立ちそうな付箋紙の新製品を紹介しておきます。

良品計画|ニュースリリース
http://ryohin-keikaku.jp/news/2007_1217.html

空想無印 提案内容
http://www.cuusoo.jp/muji/user/011918/0001/
「貼ったまま読める透明付箋紙」仕様について (商品化推進ルーム)
http://blog.cuusoo.jp/muji/news/2007/12/post_10.html


空想無印というのは、無印良品(良品計画)ブランドの商品企画を練るコミュニティサイトなのですが、商品化第一号がこの付箋紙です。
これは需要があるのも分かりますね。仮予約まではしませんでしたが、来年店頭に並べば間違いなく購入してしまうでしょう。今後コストダウン出来れば更に良いですね。
紙にはかなりこだわったようですが、トレーシングペーパーやエアメール便箋の紙なんかも触感が面白いと思います。トレーシングペーパーの付箋紙もあるにはあったようですが。3Mだったでしょうか。

またそのうち文房具の紹介をしてみたいと思います。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 16:11 | 大阪 ☀ | Comment(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

書籍の保存

夕方のニュース番組「ムーブ!」(朝日放送)で、国立国会図書館の蔵書管理が紹介されていました。

このままいくと、あと10年程で収蔵スペースが尽きるそうで、京都の精華町にある関西館(http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/)を増築して対応する予定だそうです。

国会図書館では、本を気温22℃・湿度55%の環境で保管しているそうです。
ネットで色々調べてみると、大体この辺りが紙媒体の保管に適しているということが分かりました。

書籍の保管に適した環境
気温:22±2℃
相対湿度:55±5%
※大きな変動は禁物。

(虫や菌は温度25℃以上・相対湿度(RH)60%以上で活発に。)

稀覯本は、真空パック(崩れるといけないのでガードをつけた上で締め付け過ぎない程度の「準真空パック」?)に脱酸素剤が「最強」かもしれませんね。

デュアルシーブ・ラボ
http://www.dnp.co.jp/nenshi/nenrin/lab/index_9.html

本の修理と保存
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/hon_kataru/katudou/021.html

いるか賞は200ポイント。本の保存方法を教えてください。 貴重な本、貴重なマンガを日焼けや染み・汚れがないように保存したいのですが、いろいろ方法があり迷っています。.. - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1181410006

いつも思うんですが、人力検索はてな、タイトル属性長すぎですw


人気のない場所に保存しておいたお気に入りの蔵書がネズミの排泄物で汚損されてしまった悲しみと来たら・・・筆舌に尽くしがたいものがあります。

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 22:07 | 大阪 ☀ | Comment(0) | shopping | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大阪府・奈良県・和歌山県・香川県 木田行政書士事務所