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2018年12月07日

マークシートの塗り方

マークシート式解答用紙の記入方法、塗り方について考えてみます。

マーク部分の形状は縦楕円形、横楕円形、長方形の三種が一般的。
最も一般的なのは縦楕円形ですね。

まず、どの程度の塗りで機械が読み取り出来るかということですが、体験談を総合すると、それほど厳密に楕円内をくまなくしつこく塗り潰す必要はなさそうです。
資格試験等の受験経験豊富な私の友人は楕円内を軽く一撫でする程度で、最早「塗り」とも言えない程度のいい加減な記入だったので驚いた事があるのですが、それで認識されなかった事は無いそうです。
とは言え、そこまで極端だと不安も残るので、ある程度の安全マージンは必要でしょう。
素早く、そして確実に。これらを両立させるため、楕円内で縦長の「の」の字を書く方法がよく知られています。
一往復半で重なる部分もあるので、これならよほど薄く書かない限りは読み取れるはずです。
枠一杯まで綺麗に塗り潰す必要は無いとされています。
私は枠内の7割程度を目安に塗っていますが、時間が余る場合は問題番号と解答のズレを確認しながら上塗りしていきます。
あまり力を入れすぎても消えにくいので紙が凹まない程度で良いでしょう。
特にシャーペンを使うと紙にくぼみが出来やすいので注意しましょう。
消すときに苦労します。

鉛筆の濃さは試験によって指定されていますが、HB又はBが多いでしょう。
2Bでも読み取ってくれるでしょうが、あまり濃すぎると消すときに苦労したり綺麗に消えなかったりします。
Hは黒鉛配合率が低くなるようで、特にシャーペンの場合は原料配合率の違いもあり、お薦めできません。
鉛筆の粉が表面に浮いていると擦れたときに汚れたりしますから、濃く塗る癖のある方は注意しましょう。
なお、試験用の読み取り機は近赤外線センサーで炭素に反応するようになっているので、説明通り、やはりサインペンやボールペンではダメなようです。

参照:デイリーポータルZ:マークシートは本当にボールペンを読まないのか? https://backnumber.dailyportalz.jp/2009/06/03/c/2.htm

コクヨやぺんてるから芯径1.3mmのマークシート用シャープペンシルも販売されていますが、例えば情報処理技術者試験等では太すぎてかえって使いにくいと感じました。
この使用感については個人差がかなりあると思います。

総合 | 鉛筆シャープ|商品情報|コクヨ ステーショナリー https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/pencilsharp/basic/#anc04
マークシートシャープ|商品紹介|ぺんてる株式会社 http://www.pentel.co.jp/products/automaticpencils/marksheet/
シャープペンシル│ステッドラー日本【公式サイト】 http://www.staedtler.jp/products/sharp/sharp.html

芯径0.9mmのプレスマンというシャーペンも検討に値します。

プレスマン(プラチナ万年筆) http://www.platinum-pen.co.jp/sharp_06.html#MPS-200

芯ホルダーというものもあり、概ね芯径2mm以上の鉛筆の芯のようなものを咥える極太シャープ(?)ペンシルのようなものですが、太めが良いという方は検討なさって下さい。
鉛筆の芯が大体2mmです。
シャープペンシルと呼ばず独立した呼称を用いるのはこちらには繰り出し機構が無いからだと思われます。

芯ホルダー | シャープ・芯ホルダー・多機能ペン | 芯やインクを補充・交換したい | お客様相談室 | 三菱鉛筆株式会社 https://www.mpuni.co.jp/customer/ans_23c.html

他にも太めのシャーペンや芯ホルダーは国内外各社から販売されています。

ラミー スクリブル | ラミー・LAMY http://www.lamy.jp/scribble.html
製図用シャープペンシル│ステッドラー日本【公式サイト】 http://www.staedtler.jp/products/sharp/seizu.html

先にも触れましたが、一番怖いのは問題番号と解答のズレです。
ズレた範囲が大きいと致命的ですね。
一問ずつマークしていく方法と、ある程度まとめてマークする方法がありますが、一般的にはまとめればまとめるほどマークは早くなります。
abacdde・・・などと一気にマーク出来るからですが、ズレていた場合もまとめて全部ズレてしまいます。
私は折衷案として大問ごとにまとめてマークしています。
解答を覚えてマークするのにも都合が良く、大問ごとにズレをチェックしておけば安心です。
試験によって調整は必要でしょうが、ある程度の長さに区切って処理するというのが一般的なセオリーだと思います。

その他、読み取り機器を扱っておられる業者さんによるこちらのページがとても参考になります。

受験生のためのマークシートQ&A https://www.kyoikusw.co.jp/frequently-asked-questions-test-takers/

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2017年01月10日

一時話題になった誤訳問題についての枝葉末節ツッコミ

この歳になって学生時代の参考書を引っ張り出し、英語を勉強しています。
英語学習の肝は、一から丁寧に積み上げる…のではなくとにかく何周も「回す」ことだと思いますが、趣味的に勉強しているのでどうしても寄り道ばかりしてノロノロ進む効率の悪い方法となってしまいます。

さて、オバマ大統領の任期が僅かとなった今更とはなりますが、大統領就任演説について日本の有力紙が誤訳したというトピックが有りました。


オバマ大統領就任演説の一部 20130121
For the American people can no more meet the demands of today’s world by acting alone than American soldiers could have met the forces of fascism or communism with muskets and militias.

読売新聞の誤訳 20130123
かつての米兵は、小銃を携え、民兵とともにファシズムや共産主義に立ち向かうことが出来た。だが米国民はもはや、単独で行動していては、今日の世界の要求に応えることはできない。

読売新聞訂正記事による訳 20130124
かつての米兵が、小銃を携え、民兵とともにファシズムや共産主義に立ち向かうことが出来なかったように、米国民はもはや、単独で行動していては、今日の世界の要求に応えることはできない。

朝日新聞電子版の訳 20130123
米国人だけで今日の世界の求めに応えることはできないのは、銃と民兵でファシズムや共産主義と対峙できなかったことと同じです。


これはかつての受験英語では定番とされたno more A than B、「鯨の構文」というものですね。
A whale is no more a fish than a horse is.
確かにこの例文自体は不自然さを感じるものでもあり、このような日本の受験英語特有の古めかしい言い回しを覚えてもネイティブの英文には出てこないとよく揶揄されたものです。それがこのように実際の用例として大々的に表に出てきたのでその受験英語批判ひいてはCommunicative Approach礼賛も的外れかと一時話題になったのです。確かに気楽な会話文ではこんな構文が出てくることは有りませんが、格調高い文章、文学的な文章の中では時折見かけることがあるので、一度学習しておいたことは無駄ではなかったと思います。

さて、この構文の構成としてthan以下は有り得ないことを強調する部分であり、この場合はライフリングも無くどこへ弾が飛んでいくかもしれないmusketsやろくに訓練もされていないmilitiasによってファシズムやコミュニズムという巨大な敵に立ち向かうことの有り得無さを強調しています。そしてそれと同じくらい米国民の孤立が非現実的だと言っているのです。

現代的なアサルトライフルではなくmuskets、現代的によく訓練されたエリート部隊ではなくmilitiasと強調しているのだから、musketsは単なる銃や小銃ではなくマスケット銃、militiasは米兵ではなく義勇兵や民兵と訳すべきでしょう。

またこの部分では米国の孤立主義についてだけではなく同時に国民の団結の重要性を説いていますので、その点でも両新聞の訳には満足出来ません。

それから、翻訳の問題とは別に、では現代的な装備と非常に専門的な訓練を受けている現代の特殊部隊や空母打撃群であれば、本当に巨大な敵にも打ち勝てると言えるのかという疑問が残る演説内容ではあります。


cf.
オバマ米大統領就任演説で誤訳 | GoHoo


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