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2009年02月08日

私の中にあるものこそが問われる

日曜日の昼下がり、電車に揺られながら、居眠りしつつ、愚にも付かぬことを考える。

美術的な要素というのは、自分の内なるものの投影だ。

誰か高名な芸術家が、彫刻というのは形を作り出すのではなくて、素材の中に元々ある形を掘り出すことだみたいに仰っていたような気がする(注1)が、それは塑像でも絵画でも同じ事で、空間や空白に埋もれているものを発掘するということだ。

さらに言えば、それは鑑賞においても同じ事で、作品の中にある美というのは、飽くまで主観的なものである以上、本当は自分が規定したものだ。つまり、美というのは美術品の中にあるのではなく、鑑賞者の心の中にあるのであり、作品はそれを呼び覚ます存在だと言えるだろう。

(注1)
検索してみると、夏目漱石「夢十夜」第六夜に出てくる運慶の仁王像に関する話だった。芸術家自身が実際に言った言葉ではなく、見物人が言ったという漱石の創作であったようだ。

するとさっきの若い男が、
「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋(うま)っているのを、鑿(のみ)と槌(つち)の力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」と云った。

青空文庫 夢十夜
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card799.html
より

個人相談と小規模企業法務コンサルティング
堺市堺区の行政書士 木田行政書士事務所

posted by KIDA Taira at 15:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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